
- 冷蔵庫にアース線が付いていない
- 付けなくても大丈夫かな?
- 調べても結局どうしたらいいのか分からない。
こんな疑問にお答えします。
- 基本的に冷蔵庫にアース線は付いていない
- アース線を付ける必要があるのか?
- 付ける・付けないの判断基準
冷蔵庫を設置しようとして取扱説明書を見ると、「アース線を取り付けてください」と書いてある。
でも、冷蔵庫にアース線が付いていない。
ネットで調べると、「買って付けた方がいい」という人もいれば、「付けなくても大丈夫」という人もいる。

どうすればいいんだ…
この状態では、どう判断すればいいのか分かりにくいですよね。
そこで今回は、アース線を付けたほうがいいか悩んでいる人向けに、必要かどうかの判断基準を分かりやすく整理します。
最後まで見ていただければ、ご自身の環境でアース線が必要かどうか、判断しやすくなるはずです。
✔動画でも解説しています。
文字よりも動画の解説が良い方はこちらをどうぞ
基本的に冷蔵庫にアース線は付いていない
冷蔵庫の取扱説明書には、「アース線を取り付けてください」と書かれています。
しかし実際には、冷蔵庫本体にアース線は付属していないケースがほとんどです。(基本的に付いていない)
つまり、アース線は「最初から付いているもの」ではなく、必要に応じてユーザー側で用意して取り付けることが前提になっています。

付いていないのが当たり前なのね
実際に各メーカーの取扱説明書やFAQを確認すると、次のような記載になっています。
▼日立
- 設置状況によって壁のアース端子から冷蔵庫までの距離が異なるため、アース線は同梱していません
- 万が一の漏電や感電に備えてアースをおすすめします
▼東芝
- アース線は付属していません。お買い上げの販売店でお求めください
- 水気や湿気の多いところに据えつける場合は、必ずアース(接地)を取り付けてください
リンクアース(接地)について
▼パナソニック
- アース線は同梱していません
- 感電防止のためアース線は取り付けていただくことをおすすめします
▼三菱
- 各ご家庭での据えつけ状況が違うため、必要なアース線の長さが異なるのでアース線は付属していません
- 万一の感電事故防止のために、アース(接地)することをおすすめします

付いていないのは分かったけど、我が家はどうしたらいい?
この内容を踏まえて、アース線は本当に必要なのか見ていきます。
アース線を付ける必要があるのか?
冷蔵庫はアース線を付けなくても問題なく使用できます。
- アース線を付けないと冷蔵庫は動かない
- アース線を付けないと感電する
このように思ってる方もおられるかもしれませんが、問題なく使用できます。
もし、アース線を付けずに冷蔵庫を使って「動かない」「感電する」といった事象が発生するのであれば、メーカー側も「アース線を付けないと使用できない設計」にするはずです。
ユーザー側で取り付けを選べる時点で、直ちに危険ということはありません。

とはいえ、アース線を付けないと感電リスクが高まることも事実です。
アース線を付けないと感電リスクが高まる
アース線には役割があります。
- 冷蔵庫が漏電した場合、電気を地面に逃がす
- 漏電遮断器を確実に動作させる
少し専門的な言葉を使って申し訳ないですが…。
要はアース線を付けないと「万が一、冷蔵庫が故障した場合に感電する可能性がある」ということです。
とはいえ、現代の冷蔵庫は樹脂部分も多く、性能も向上しているので、通常使用で感電する確率は極めて低いです。
ただし、可能性がゼロになるわけではありません。
つまり、
- アース線を付けなくても、基本的に問題なく使える。
- 付けておけば安全性は高まる。
こういう位置づけです。
実際に各メーカーも「万一の感電防止のため、接地(アース線)をおすすめします」と記載しています。
“必須”とは書いていませんが、安全性を高める措置として推奨している、というスタンスです。

法的には付けなくても大丈夫なの?
公的な基準ではどう扱われているのか
家庭用冷蔵庫に対して「必ず接地しなければならない」と明確に示された規定は、一般家庭向けにはありません。
ただし、電気設備に関する技術基準では、感電防止の措置を講ずることが求められています。
また、内線規程では、水回りなど感電のリスクが高い場所では、接地端子付きコンセントの設置が求められています。
もう少し分かりやすく言うと、
電気工事の段階では、水回りなど感電リスクが高い場所では、アース線が接続できるコンセントを設置することが前提になっています。
つまり、アース線が接続できる環境は用意しておきましょうという考え方です。
ただし、冷蔵庫などの家電について、実際にアース線を接続するかどうかまでは法律で義務付けられているわけではありません。
そのためメーカーも、「万一の感電防止のため接地(アース線)をおすすめします」という書き方をしています。
※内線規程は日本電気協会が発行している技術資料で、一般公開されていないため本記事ではリンクを掲載しておりません。
付ける・付けないの判断基準
アース線を付けるかどうかは、判断が難しい…。という方は、次の3つを目安に考えてみてください。
- 水回りで使用しているか
- 湿気の多い場所で使用しているか
- 経年劣化が進んでいる家電を使っていないか
順番に見ていきます。
水回りで使用している場合
万が一、内部で漏電が起きたとき、濡れた状態では感電リスクが高まります。
水がかかりやすい場所なら、アース線は付けておくほうが安全です。
湿気が高い場所で使用する場合
湿気状態が続くと、絶縁性能が低下する可能性があります。
結露で冷蔵庫が濡れるような高湿度環境であれば、アース線を付けておくほうが安全です。
経年劣化が進んでいる場合
20年以上使用している冷蔵庫は、内部の経年劣化が進んでいる可能性が高い
漏電の可能性も高まりますので、アース線を付けておくと安全性は高まります。
ただし、本体に明らかな故障が見られるような場合は、アース線の取付け以前に買い替えを推奨します。
まとめ|冷蔵庫のアース線がないけど大丈夫?判断基準を整理しました
冷蔵庫は、アース線を付けなくても基本的に問題なく使用できます。
ただし、下記のような条件に当てはまる場合は、アース線を付けることで安全性が高まります。
- 水がかかる環境
- 高湿度が続く環境
- 長年使用している家電
不安な場合は、安全側に振って「アース線」を取り付けるのがオススメです。

迷ったら安全側に振ると安心ですよ
最終的には、ご自身の設置環境を基準に判断してみてください。
というわけで今回は以上になります。
この記事が参考になれば嬉しいです。

