
電源コードを束ねて使用してはいけないと言うけど…。
じゃあどうすればいいの? 長いんだけど?
このままじゃ家の中がコードだらけになってしまう。
こんな疑問にお答えします。
- 消費電力が大きい家電の電源コードは束ねない
- 電源コードが長くて邪魔になる場合の対処法
電源コードって束ねちゃダメって言うけど…。
「束ねないと邪魔」「でも危ないって聞くし…」こんなモヤモヤ、ありますよね。
本記事では、電気のプロ目線で“どこまでOKでどこからNGなのか”をわかりやすく解説します。
消費電力が大きい家電の電源コードは束ねない
電源コードは、使用中にわずかですが必ず発熱します。
束ねてしまうと熱が逃げないため、電源コードの温度が異常上昇 → 被覆が溶ける → 発火という流れが起きやすくなります。
特に、消費電力が大きい家電ほど危険度は急上昇。「邪魔だから」で束ねるのは、火災リスクを自分から作りにいく行為です。

電源コードが長くて邪魔でも、必ずまっすぐ伸ばして使用してください。
✔消費電力別の目安
| 消費電力 | 束ねる | 理由 |
|---|---|---|
| 1000W以上 | 絶対NG(危険) | 燃える。 |
| 500〜1000W | NG(避けるべき) | 危険。基本的にはやめておくのが正解 |
| 500W以下 | 条件によりOK | ただし “束ねないでください” と記載がある製品はNG |
使用環境にもよりますが、消費電力500W以上の電源コードを束ねたまま使用するのは基本的にNG。
今まで問題無く使えてた!!という方もおられるかもしれませんが、危険ですので今後は避けるべきです。
また、スマホやゲーム機の充電器など消費電力が小さい電源コードは、束ねたままでも使えなくないですが、、、。
できれば、しっかり伸ばしての使用を推奨します。

メーカーが注意書きをしている理由は、「実際に事故が起きているから」です。
電源コードが長くて邪魔な場合の対処法
- 適切な長さのコードに変更できないか検討
- 家電の位置を変更して、コードをうまく隠せないか検討
- 大きめのリング状にしてまとめる【発熱には要注意】
僕自身が行っている対処法はこの3つになります。
それぞれ解説していきますね。
適切な長さのコードに変更できないか検討
電化製品から伸びている電源コードの長さは基本的に変更できませんが、、、。(電気工事士の免状があれば可能。ただし、改造にあたるのでメーカー保証は消える)
延長コードであれば、新たに延長コードを用意すれば変更可能です。
必要な電源コードの長さを測って、適切な延長コードに交換してみましょう。

束ねて使うのでは無く、適切な長さの延長コードを使用するのがオススメ
家電の位置を変更して、コードをうまく隠せないか検討
家具の裏、キッチン台の端、壁沿いなど、ほんの少し家電の位置を変えるだけでも「長くて邪魔なコード問題」は解決することがあります。
家電の位置を変更して、コードをうまく隠せないか検討してみてください。

キッチン回りはなかなか厳しいかもしれませんが…。検討してみて下さい。
大きめのリング状にしてまとめる【発熱には要注意】
完全に束ねるのではなく、大きめのリング状にしてまとめると発熱リスクは小さくなります。
まとめる際は、電源コードをゆるく固定して下さい。
結束バンドなどでガチガチに固定するのはNGです。
リング状に束ねる場合は、下記の3つに注意して下さい。
- きつく束ねない
- 結束バンドでガチっと固定しない
- 使用中に熱くなっていないか触ってチェック

電源コードが発熱する場合は束ねずに使用して下さい!
✔我が家はPC回りも束ねずに使っています
比較的、消費電力が少ないPC回りも、電源コードは束ねずに使用しています。
発火の心配が無いので安心です。
デメリットとしては、お世辞でも綺麗とは言えない感じになります、、、。笑

どうせ誰も見ないからOK!としてます。
まとめ|電源コードが長すぎる!束ねて使用してはいけない場合の対処法
ということで今回は、電源コードが長すぎる!束ねて使用してはいけない場合の対処法を紹介しました。
消費電力別の目安
- 1000W以上の家電は束ねたら危険。絶対伸ばして使う。
- 500〜1000Wも基本NG。迷ったら伸ばす。
- 500W以下でも、取説で禁止なら絶対NG。
基本的に電源コードを束ねたまま使用するのはNG
✔コードが邪魔なときは
- 長さの変更
- 家電の配置見直し
- 大きくリング状にまとめる(締め付け禁止)
極力、束ねたまま使用しないよう心掛けて下さい。
ということで今回は以上になります。
この記事が参考になれば幸いです。





