- 電球のワット数を下げても大丈夫?
- 60Wの電球が付いてるんだけど、40Wまで下げたらダメかな?
- 電球のワット数を下げても問題ないか知りたい
こんな疑問にお答えします。
- 電球のワット数を下げた場合のデメリット
- 電球のワット数を下げるメリット
記事を書いている僕は、第三種電気主任技術者の資格を取得。
電気設備を管理する会社に15年以上勤めており、今までの経験と知識を元に記事を書いてます。
電気のことはお任せ下さい
電球のワット数を下げた場合のデメリット
60Wの電球を取り付ける照明器具に、40Wの電球を取り付けても、特に問題はありません。
問題点を上げるとするなら、電球の明るさが暗くなるぐらいです。
ワット数が高いほど、電球は明るくなりますので、ワット数を下げると暗くなってしまいます。
明るすぎる場合は、ワット数の小さい電球に交換することもあります。
壊れたりはしないんだね
✔60Wと40Wでこれぐらい変わる
写真だと分かりにくいですが、60Wのほうが明るいです。
写真を撮っているとき、40Wは電球を直視できますが、60Wは眩しくて直視できません。
実際に取り付けて比較して貰うのが一番ですが、少しでも参考になれば幸いです。
差が分かりにくくて申し訳ないです。
ワット数を大きくするのはダメ
照明器具には、「最大許容ワット数」というものが記載されています。
これは、照明器具で使用できる「電球の最大ワット数」を表したものです。
仮に最大許容ワット数が60Wであれば、60W以上の電球を使用することはできません。
ワット数を上げて使用すると、電球が破裂したり、照明器具が破損する恐れがあります。
電球のワット数を下げて使用するのはOKですが、上げて使用するのは絶対に止めて下さい。
✔○○ワット相当ならOK
LEDや蛍光灯タイプの電球は、白熱電球タイプよりも消費電力が低い上に、明るさは白熱電球の各ワット数の明るさに相当します。
60W相当の消費電力
- LED 8.1W
- 蛍光灯 12W
- 白熱電球 60W
LEDや蛍光灯タイプの場合、○○ワット相当の電球という風に記載されています。
これは、明るさが白熱電球の○○ワットに相当しているが、実際の消費電力は60W以下ということです。
ですので、最大許容ワット数が60Wの照明器具に、100ワット相当のLED電球を取り付けても、実際の消費電力は60W以下になりますので、問題なく使用できます。
こんな素晴らしい電球があるんだね
ちなみに、ワット数が下がると、こんなメリットがあるよ
電球のワット数を下げるメリット
- 電球の値段が安くなる
- 電気代が安くなる
この2つのメリットがあります。
それぞれ解説していきますね。
電球の値段が安くなる
値段に差が無い場合もありますが、基本的にはワット数が下がるにつれて、電球の値段は安くなります。
100均でもワット数が低いほど、電球の値段は安くなってました。
- 100W相当 LED電球:300円
- 60W相当 LED電球:200円
- 40W相当 LED電球:100円
ワット数が低い方が安くなるよ
電気代が安くなる
白熱電球のワット数を下げると消費電力が下がることになりますので、電気代が安くなります。
仮に100Wの白熱電球を40Wまで下げると
✔白熱電球を1時間使用した場合
- 100W … 4円
- 40W … 1.6円
※1kWh =40円で計算
100Wを40Wまで下げると電気代は2倍以上安くなります。
2倍以上変わるのは大きいね
その代わり暗くなるけどね
✔LEDにすれば明るさもそのまま
白熱電球のワット数を下げると、電気代は安くなりますが、その分明るさは暗くなります。
しかし、LEDタイプの電球であれば、明るさはそのままで電気代を安くすることが可能です。
LEDってすごい…
100W相当のLEDタイプの電球
- 明るさ:白熱電球100W相当
- 消費電力:10W
- 1時間の電気代:0.4円
100W相当のLEDタイプの電気代等はこんな感じです。
明るさそのままで電気代を下げることができます。
まだ、白熱電球をお使いの方は、LEDタイプへの交換がオススメです。
最近では100均でも売ってるので、是非LEDに交換してみてね
まとめ|電球のワット数を下げると照明は壊れる?【デメリットとメリットを解説】
今回は、電球のワット数を下げると照明は壊れるのか、デメリットとメリットを含めて解説致しました。
✔デメリット
- 電球の明るさが暗くなる
✔メリット
- 電球の値段が少し安くなる
- 電気代が安くなる
メリットとデメリットはこんな感じです。
昨今は、LEDタイプの電球が主流となります。
白熱電球をLED電球に交換するだけで、電気代を安くすることが可能です。
もし、未だに白熱電球を使ってる方が居られたら、LEDタイプに交換してみて下さい。
というわけで今回は以上になります。
この記事が参考になると嬉しいです。