【要注意】延長コードの固定は危険?法律と安全な使い方を解説

【要注意】延長コードの固定は危険?法律と安全な使い方を解説 コンセント
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シバ男
シバ男
  • 延長コードの固定って危険なの?
  • 邪魔だから固定しておきたいけど、電気の線を固定して良いか分からない。
  • 延長コードを固定しても良いか教えて欲しい

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容
  • 延長コードとケーブルの違いを知ろう
  • 法律で禁止されている固定方法とは?
  • 正しい延長コードの整理・固定方法
  • やりがちなNG例とその危険性

「延長コードが邪魔だから壁に固定したい」「床をスッキリさせるためにモールに入れたい」
こう思っている方は多いのではないでしょうか?

しかし、固定方法によっては法律違反になったり、火災の原因になったりする可能性があります。

この記事では、延長コードの正しい固定方法や、違法となる固定の具体例、安全な使い方を詳しく解説します!

まーち
まーち

解説していくね

 

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延長コードとケーブルの違いを知ろう

延長コードと配線用のケーブルは、同じ「電線」に見えますが、法律上明確に区別されています。

コード(延長コードなど)

  • 柔らかく、取り回しが容易な構造
  • 銅などの導体に絶縁性の被覆を施しただけの構造
  • 柱や壁などの建物内に固定することができない
  • 天井裏などの点検ができない場所に設置することはできない

✔ケーブル(屋内配線用)

  • 安全性も耐久性も高い
  • 銅などの導体に絶縁性を持つ被覆を施し、さらにそれを外装でカバーした構造
  • 高い強度から柱や壁、天井といった建物内にも通線できる

法律で禁止されている固定方法とは?

電気工事士の資格がない一般の人が行うと、電気設備技術基準違反になる可能性がある作業を紹介します。

OKな作業(資格不要)

  • 家庭用の延長コードを普通に使用する
  • プラスチック製のモールを使用する
  • 延長コードをフックで引っ掛ける

NGな作業(資格が必要)

  • コードをステップルや釘で固定する
    → 一般の人はもちろん、電気工事士でも違法
    → 柔らかいコードの被覆が傷つき、発熱・火災の原因に
  • 金属製のモールにコードを通す・固定する
    → 金属製モールは電線管とみなされ、資格が必要
  • モールに屋内配線用のケーブルを通して固定する
    → 延長コードではなく、屋内配線用ケーブルは資格がないと施工不可
  • 壁や床に直接電線を固定する
    → 造営材(建物)にケーブルを取り付けるのは電気工事士の作業

ゲーム機や家電の配線はOK
家庭用のコンセントからの延長コードを使って、テレビ・ゲーム機・PCなどの配線を整理するのは問題ありません。
ただし、固定方法には注意が必要です。

4. 正しい延長コードの整理・固定方法

安全に固定する方法

  • コードフック・クリップを使う:直接ステップルで固定せず、フックに引っ掛ける程度が安全
  • プラスチック製のモールを使う:コードの保護目的であれば、プラスチックモールの使用はOK
  • マジックテープや結束バンド(ゆるめに)を使う:強く縛るとコードが圧迫されるので、緩めに束ねる
  • コードの長さを調整する:長すぎるコードを束ねず、適切な長さのものを使用


 やってはいけない固定方法

  • 釘やステップルで固定する
  • 延長コードをぐるぐる巻きにして使用する
  • 金属製のモールにコードを収納する

 

やりがちなNG例とその危険性

延長コードを束ねたまま、巻いたまま使用

🚫 1. 延長コードを束ねて使用

→ 発熱の原因になり、火災のリスクが上がる!
特に、電工ドラム(コードリール)を使うときも、必ずすべて引き出して使用するのが基本です。

🚫 2. 延長コードを連結する

→ 接触不良や過電流のリスク!
延長コードを連結すると、プラグ部分に負荷がかかり、発熱・発火の原因になります。
📌 正しい対策:「必要な長さの延長コードを購入する」

まとめ|

まとめイメージ画像

  • プラスチックモールの使用はOKだが、金属モールはNG
  • 延長コードは適切に整理し、釘やステップルでの固定は禁止
  • コードは束ねずに、長さを調整して使用する
  • 電気工事士の資格がないとできない作業があるので注意

知らずにやってしまいがちな延長コードの固定。

まーち
まーち

正しい知識を持って、安全に配線しましょう!

 

というわけで今回は以上になります。

この記事が参考になれば嬉しいです。

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