- 延長コードに延長コード繋げるのは危険?
- 繋げて使ったらどうなるの?
- 延長コードに延長コードを繋げて使っても問題ないのか知りたい
こんな疑問にお答えします。
- 延長コードに延長コードを繋げるのは危険?
- 延長コードで注意すべきこと2選
僕が運営する”公式LINE”や”X”で、延長コードに延長コードを繋げて使うのは危険ですか??
という質問を多く頂いていたので、記事にまとめてみました。
延長コードに延長コードを繋げたいけど、「危険と聞いたことがあるから使うのが不安!」という方は、是非ご参考下さい。
延長コードに延長コードを繋げるのは危険?
延長コードに延長コードを繋げることに問題はありません。
危険!!となるのは、延長コードに延長コードを繋げた状態で、消費電力の大きい家電を複数使用する場合です。
延長コードの”定格消費電力を越えた状態”で家電を使用し続けると、延長コードが発熱し最悪発火します。
延長コードに延長コードを繋げることは問題ないんだね
定格消費電力を越えて使用することが危険なんだよ
延長コードの定格消費電力
延長コードには”定格消費電力“があります。
定格消費電力というのは、「この消費電力までなら使ってOKですよ」というものです。
家庭で使用する延長コードの定格消費電力は、1500Wまでになります。
1500W以上の家電を延長コードで使うと危険!になるわけです。
延長コードに延長コードを繋げて危険となるケース
では例として、いくつか危険なケースを出してみます。
よくあるケースですので、ご家庭の使用状況に当てはまる場合は、改善に努めて下さい。
ケース①
延長コードを継ぎ足しても、使用できる消費電力が増えるわけではありません。
1つのコンセントで使える消費電力は、合計で1500Wです。
延長コードを足した分だけ、使用できる家電が増えるわけでは無いので、ご注意下さい。
なるほど!延長コードを足せば、使える家電の数が増えるわけでは無いんだね。
✔消費電力1500W~2000Wでの使用は要注意
- ブレーカーが落ちる値以下(20A)
- 延長コードの定格消費電力以上(1500W)
上記条件での家電の使用は、非常に危険です。
延長コードの定格消費電力以上ですが、ブレーカーの保護装置が働く消費電力以下の為、強制的にブレーカーが落ちません。
定格消費電力を超えた状態で使えてしまうので、最悪の場合は出火する危険があります。
延長コードをに延長コードを繋げて、1500W以上で電気を使用している!という方は、これを機に改善を試みて下さい。
早急に改善してみる
消費電力の確認方法が分からない方は、こちらの動画を参考にしてね
▼消費電力の確認方法はこちら
ケース②
ケース①とほぼ同じですが、末端の延長コードが1500Wを越えていなければOK!と思われている方が、たまにおられます。
末端だけではなく、コンセント~末端の延長コードの合計で1500W以下です。
間違えないように注意して下さい。
ケース③
コンセントに延長コードを繋げて、更に延長コードを繋げて、また更に繋げて…。
繋げた延長コードで、消費電力の大きい家電を使用する。というケースです。
宅内ではあまり無いかもしれませんが、このような使い方をすると、電圧降下が生じて家電が正常に動作しなくなります。
電圧降下?
✔電圧降下とは
電気を流す距離が長くなればなるほど、電圧100Vの値は低くなってしまいます。
一般家庭で使用する家電は、100Vで動作するように作られていますので、100Vを大きく下回ると動作しなくなります。
低い電圧で無理に家電を動かそうとすると、内部の機器やデータの破損、家電の動作不良に繋がります。
延長コードの繋げすぎにはご注意下さい
他にも延長コードを使用する上での注意点を紹介しておきます。
延長コードで注意すべきこと2選
- 束ねたまま、巻いたままの使用はNG
- タコ足配線になりがち
束ねたまま、巻いたままの使用はNG
熱を放熱できずにコードが過熱して発火事故に繋がる
電気を使うと電源コードは、少なからず熱をもちます。
スマホを充電すると、充電器が熱くなると思いますが、それと同じだよ。
コードを束ねたり巻いたまま使用すると、発生した熱を放熱できなくなるので、コードがどんどん過熱してしまいます。
また、コードの発熱は、流す電気の大きさに比例します。
消費電力が大きい家電を使うほど、コードの発熱は大きくなる感じです。
スマホの充電器より、電子レンジの方が発熱するんだね
ですので、束ねたり巻いたコードで家電を使うと、スマホの充電器のように消費電力が小さい機器は、特に問題ないですが…。
電子レンジや電気ケトルなど、消費電力の大きい家電は非常に危険です。
コードは束ねず。巻いてるものは全部引き出してから使うようにして下さい
タコ足配線になりがち
延長コードに延長コードを繋げて使うと、タコ足配線になりがちです。
タコ足配線自体が危険ということはありませんが、電気の使い過ぎやトラッキング現象が起こりやすくなるのも事実です。
- 定格容量を超えて電気を使用していないか?
- 埃が溜まりすぎていないか?
- 延長コードやテーブルタップ、三角タップなどが劣化していないか?
このあたりは適時、確認するようにしましょう。
タコ足配線についてはこちらの記事をご参考下さい。
延長コードにも色々と注意事項があるんだね。何も考えずに使っていたよ!
使い方を誤るよ危険だから、無茶な使い方はしないようにしてね
まとめ|延長コードに延長コードを繋げるのは危険??
今回は、延長コードに延長コードを繋げて使うのは危険なのか?解説致しました。
延長コードは大変便利ですが、使い方を誤ると非常に危険です。
危険な使い方をしていた!という方は、この機会に見直してみて下さい。
というわけで、今回は以上になります。
この記事が参考になれば嬉しいです。