
- アース線 (緑色の線)はしなくてもいい?
- アース線を付けなくても家電は動くけど、、、。
- アース線ってホントに必要?
こんな疑問にお答えします。
- アース線が必要な理由
- アース線が無い場合
- アース線の取付方法
本記事を書いている僕は、第三種電気主任技術者の資格を所有。
電気設備を管理する会社に10年以上勤めており、今までの経験と知識を元に解説していきます。
アース線が必要な理由【ホントに必要?】
日常生活に欠かせない電気製品は、故障すると感電のリスクがある。
感電は、最悪「死」に至る危険がありまして、、、。 過去に、「毎日使う家電」で感電死された例も存在します。 ⇒20代女性がバスルームで感電死
アース線を付けると感電から守ってくれるので、アース線の取付が必要というわけです。

電気は便利な反面、マジで危険。
安全対策は必須です。
✔取付が義務付けられている
内線規程と呼ばれる規程で、アース付きコンセントの取付が義務付けられている
アース付きコンセント
✔設置が義務付けられる電気機器
- 洗濯機
- 衣類乾燥機
- 電子レンジ
- 冷蔵庫
- 食器洗い機
- エアコン
- ウォシュレット
- 電気温水器
- 自動販売機
これらの電気機器には、「アース付きコンセント」と「アース線」の取付が必須となります。

どれも「水」が関わってくる電気機器。
水は電気を良く通すので、感電リスクが高まる為です。
感電する仕組み
- どうやって感電するのか
- 何故アース線で防げるのか
図を使って解説します。
※電子レンジで解説してますが、他の家電製品でも同じ
✔アース線を取り付けてない場合
コンセントから電気を貰って、電子レンジを動かしてコンセントに戻る。
普段はこれを繰り返してます。
家電製品が故障すると、、、。コンセントに電気が戻らず、電子レンジ全体が電気を帯びた状態になる。
✔この状態で、電子レンジに触れると
人間の身体に電気が通り、感電します。
✔アース線を取り付けてる場合
電子レンジに帯電していた電気は、アース線を通って戻る。
電気は、流れやすい方に流れる性質がありますので、人間より電気が流れやすいアース線に流れていきます。
その為、電子レンジを触っても感電しません。

なるほどね。アース線を付けてると感電しない訳だ。
アース線が取付られない場合
- アース線付きコンセントに交換する
- ビリビリガードで代用する
住宅の中には、アース付きコンセントが無くて、アース線が付けられない場合があります。
その場合、アース付きコンセントに交換が必要となりますが、交換には「電気工事士の資格」が必要でして、簡単にできません。
電気工事会社に依頼して取り付けて貰う必要があります。

感電対策は大切だけど、ぶっちゃけ工事までは面倒です。

ていう方が大半かと思います。
そういう場合は、ビリビリガードを使いましょう。
電気製品の故障を感知して、瞬時に感電から守ってくれます。
ビリビリガードの詳細はこちらの記事をどうぞ
アース線はしなくてもいい?|まとめ
電気製品の感電対策は必須です。
取り付けて無い方は、これを機に取り付けおくと故障した時も安心ですよ。
取付方法に不安がある方は、こちらもどうぞ。
大変便利な電気製品ですが、一歩間違えると悲惨な事故に発展するので、対策はしっかり行っておきましょう。
というわけで今回は以上になります。
この記事が参考になると嬉しいです。