- アンペアブレーカーが落ちた
- ブレーカーを上げたらいいの? 他に何かしないとダメ?
- アンペアブレーカーが落ちたときの対処法が知りたい
こんな疑問にお答えします。
- アンペアブレーカーが落ちたときの対処法
この記事を書いてる僕は、第三種電気主任技術者の資格を取得。
電気関連の会社に15年以上勤めてます。
電気のことはお任せ下さい。
アンペアブレーカーが落ちたら、家全体の電気が使えなくなるので困りますよね。
ブレーカーを入れ直しても、また落ちたりするので、突然電気が使えなくなるのは正直うっとうしい…。
本記事では安全ブレーカーが落ちたときの対処法として、再発しない対処法を紹介しております。
再発防止のお役に立てれば幸いです
アンペアブレーカーが落ちたときの対処法
アンペアブレーカーが落ちる原因は、契約以上の電気を使用した為です。
ブレーカーを上げれば復電しますが、再び契約アンペア以上の電気を使うと、アンペアブレーカーは落ちてしまいます。
再びアンペアブレーカーが落ちないようにするには、契約アンペアを増やすか、家電製品を使うタイミングをずらす必要があります。
契約アンペアを増やす? タイミングをずらす?
詳しく説明するね。
✔対処法は2つ
- 契約アンペアを増やす
- タイミングをずらして使う
契約アンペアを増やす
アンペアブレーカーが落ちるということは、一度に使う家電製品が多く、使えるアンペアを超えてしまってるということです。
足りない分は、契約アンペアを増やしてあげれば落ちなくなるので!
契約中の電力会社に連絡して契約アンペアを増やして貰えばOKです。
なるほど!じゃあ、早速電話して、、
ただ、増やせば簡単に解決出来るけど、その分電気代は増えるよ。
✔️契約アンペアを増やすと電気代は上がる
ご存知の方も多いかと思いますが、契約アンペアを大きくすれば、毎月の電気代は増えます。
10A単位で増やすことが可能ですが、増やせば増やすほど、電気代は高くなります。
東京電力の契約アンペア一覧
結構変わるんだね…。1番大きい60Aまで増やそうとしてたよ。
安易に大きくするのはダメだよ。
✔️とりあえず最大で契約!はNG
- 契約アンペア:30A
- 使用アンペア数:33A〜35A
仮にこのような状況の場合、契約アンペア30Aを60Aに増やすと、アンペアブレーカーが落ちることは無くなります。
ですが、40Aでも十分に足りるので、契約アンペア60Aまで増やすのは無駄です。
40Aと60Aでは、電気代が572円/月も変わりますので”どれくらい足りてないか?”を把握して、適切な契約アンペアを選ぶことが大切です。
なるほど、危なく無駄に大きいアンペアを契約するとこだった!
適切な契約アンペアを選べて良かったね。
契約アンペアの選び方が不明な方は…
適切な契約アンペアの選び方解説してますので、こちらの記事をどうぞ。
作成中です
✔動画でも解説してます
家電製品を使うタイミングをずらす
アンペアブレーカーは、一度に契約アンペア数以上の電気を使うと落ちる仕組みです。
ですので、家電製品を使うタイミングをずらして上げれば、アンペアブレーカーが落ちるのを防ぐことが可能です。
契約アンペアは増やしたくない!という方には、こちらの方法がおすすめ!
意識して使わないとダメだけど、契約アンペアを増やさなくて済むよ
すぼらな僕でも出来るかな…
✔️消費電力が大きい家電をずらして使う
消費電力が大きい家電製品を把握して、同時に使うのを避けましょう
消費電力が大きい家電
- 電子レンジ 約1000W
- オーブンレンジ 約1400W
- 暖房器具 約400W~1500W
- ドライヤー約1000W
これらのような消費電力の高い家電を使う場合、同時使用を避けます。
消費電力(○○W)から○○Aに変換する方法も紹介しておくね
○○Aに変換する方法
- 消費電力(○○W)を電圧(100V)で割ってあげればOK
- 200Vで動く家電も100で割って計算して下さい。
例:契約アンペア30Aの場合
- ドライヤー 1000W(10A)
- こたつ 400W(4A)
- 電子レンジ 1400W(14A)
- 電気ストーブ 1000W(10A)
この4つの家電製品を同時に使用すると、合計で38Aの電気が流れるので、アンペアブレーカーは落ちます。
アンペアブレーカーを落とさず使うには、消費電力が高い家電製品の同時使用を避けて、契約アンペア30Aを超えないようにします。
ドライヤー使用中 (10A)
- こたつ 使用 (4A)
- 電子レンジ 使用しない
- 電気ストーブ 使用しない
合計で14Aなので、安全ブレーカーは落ちない
電子レンジ使用中 (14A)
- ドライヤー 使用しない
- こたつ 使用 (4A)
- 電気ストーブ 使用 (10A)
合計で28Aなので、安全ブレーカーは落ちない
こんな感じで、消費電力の高い家電製品だけでも同時使用を避ければ、アンペアブレーカーが落ちるのを防ぐことが可能です。
各家電製品の消費電力もしくはアンペア数を把握して、契約アンペア数を超えないように使う必要があるので、なかなか手間ではありますが…。
この方法であれば、契約アンペアを増やさずに済みます。
手間はあるけど、毎月の電気代が増えないのは良いよね
まとめ|アンペアブレーカーが落ちたときの対処法【2つ有ります】
今回は、アンペアブレーカーが落ちたときの対処法について、解説しました。
アンペアブレーカーが落ちたときの対処法は2つあります
- 契約アンペアを増やす
- 家電製品を使うタイミングをずらす
契約アンペアを増やすほうが簡単で面倒も有りませんが、その代わり毎月の電気代が増えます。
タイミングをずらして使用すれば、毎月の電気代は増えませんが、その代わり面倒です。
ただ、明らかに契約アンペアが足りてない場合は、ケチらずに契約アンペアを増やして下さい。
適切な契約アンペアを選ぶのが大切です。
というわけで、今回は以上になります。
この記事が参考になると嬉しいです。